ほぼ週刊 JKT48推し!

結成当初からJKT48箱推しヲタのブログ。Blog yang pnya JKT48 Wota dari Japan

第5回AKB48選抜総選挙をインドネシア人オタと一緒に鑑賞した話

このエントリは旧ブログ「ジャカルタのふろしき」2013-06-11からの再掲載です。

昨日6月8日土曜日の午後15時頃。
youtubeで配信されるAKB48選抜総選挙を自室で見ていた。極めて少ない票数ではあるが、JKT48とAKB48チームB兼任の高城亜樹さん(以下あきちゃ)に投票したし、JKT48の知名度向上のためにもなるべく上の順位で呼ばれてほしいな、と思いながらモニターを眺めていた。

速報で37位だったため、40位の発表くらいからそわそわし始めて、司会者が「AKB48…チームB!」って叫ぶたびに、まだよばれないで、、、と祈っていた。この日のJKT48研究生夜公演(2推しの子が初日)チケットに当選していたのだけど、上位16位以内にあきちゃが入っていた場合、夜公演に間に合わないなあ、、、なんて思いながら。

32位の発表の際「AKB48…チームB!」と司会者が叫んだとき、ここで呼ばれてしまうのかもしれないと、どきっとした。あきちゃはJKT48とAKB48チームBの兼任だからだ。ここでよばれたのは藤江れいなだった。その後もどきどきしながらみていると、結局20位であきちゃは呼ばれた。しかも「JKT48!」と呼ばれたため、「AKB48…チームB!」でどきっとする必要なかったんかい、と無駄なドキドキを返してほしい気持ちもあったけど、とりあえずぼくにとっての総選挙はここで終わり。
あきちゃのスピーチが終わったくらいに、JKT48劇場で知り合った友達二人から「あきちゃは今なんて言ったんだ」という問い合わせが入った。短くまとめてメールしつつ、急いで支度をしてJKT48劇場に向かった。


受付でチケットを受け取った後、公演の時間まで時間があるので、劇場の上の階のフードコートで食事をしていると、とある光景が目に留まった。あるテーブルの上にノートパソコンがおいてあり、その周りに人が集まっている。近づいてモニターをのぞいてみると、AKB48総選挙のyoutube配信が流れていて、9位の小島はるなのスピーチの最中だった。冒頭の写真がその光景だ。ぼくもその観戦にまぜてもらい、あーだこーだ言い合いながら総選挙を見ていた。

ぼくはつい3ヶ月前にJKTにハマり始めた新参者。順位が発表されるたびに、この子は昨年何位だったのか?などとまわりに質問しながらみんなでモニターを見ていた。日本人の新参オタが、インドネシア人古参オタから、日本のコンテンツを説明してもらうというちぐはぐな現象が起こっていた。自分のツイートがモニターに映ると大騒ぎしたり、けっこう楽しんでる。


5位篠田麻里子のスピーチを聞きながら涙ぐんでる。

邪魔しない程度に話を聞いてみると、その場にいた7人のうち5人は、シングル「さよならクロール」を購入して投票もしたという。そのうちの一人は10歳に満たない眼鏡をかけた女の子で、「お金ないから1枚しか買えなかったの」と少し悲しそうに話した。1枚千円のCDは、友達と一緒にまとめ買いしたとしても、計二千円くらいかかったと思う。JKT48公演に2回行ける額だ。インドネシアの所得水準を考えれば決して安くない。何枚買ったのか、というぼくの質問で悲しい顔にさせてしまったので、彼女の推しメンである渡辺麻友(以下まゆゆ)のトレーディングカードを1枚あげた。とても喜んでもらえたのでこちらも嬉しくなった。
5人の各推しメンと購入枚数はまゆゆ(5枚)、まゆゆ(1枚)、木崎ゆりあ(4枚)、高椅みなみ(購入せず)、小嶋陽菜で(不明)だった。

まゆゆ推しの二人は、まゆゆが1位であることを祈っているので最後までモニターに釘付け。「1位は優子で、2位がまゆゆだろ」「いや意外にさっしー1位もあるんじゃないか」とか1位から3位までの順位を予想し合っていると、4位の発表と受賞者のスピーチが終わった。3位の発表を目前に、モニターを見つめているぼくらの緊張も高まる中、なんとノートパソコンの電源が落ちた。

ここでおちるか、、、とみんなで大笑いしながら、急いで電源を確保する。ぼくは夜公演があるのでここで離脱しなければ、入場ビンゴ(入場する順番を決める儀式)に間に合わないのだけど、ここまで来たら1位の発表まで見たい。最悪入り口近くの立ち見でもいいという覚悟で最後までみることにした。

電源が入ったのちに、3位受賞のスピーチをするまゆゆが写り、まゆゆ推しの二人は落胆。ここでも「1位は優子だろ」「いやさっしーもありうる」みたいなやりとりがされてて、最後まで目が離せない感じ。
2位が発表される緊張の瞬間。結局2位は大島優子で、指原莉乃の1位が確定した。居合わせたみんなで「お〜まじか!!」みたいなリアクション共有して、一人で見るより全然楽しいな(こなみかん)と思った。ぼくはスピーチを聴く間もなく離脱して、劇場に向かった。

ぼくはJKT48のファンで、平均週2回くらい劇場に足を運んでいる。
劇場に通ってそれなりに友達が増えてきて気づいたことがあって、それはJKT48ができる前からのAKB48ファンが多いということだ。古参ファンもそこそこ多い。32thシングル「さよならクロール」を買ったというインドネシア人ファンもそこそこいて、推しメンはまちまちだけど、まゆゆ人気が比較的高い気がする。ぼくの知る限りでは、JKT48のメンバーでもあるあきちゃを応援したいという人よりも、もともとの推しメンに投票している人が多かった。

ジャカルタのファンはみんなJKT48のあきちゃを応援しているかというと、そうでもないんだな、という印象。
要するに、日本から遠くはなれた島国で、JKT48ができたからとか関係なく、AKB総選挙に参加してたファンがそこそこいたよ、という話。
総得票数からみたらとても少ない、たったの1票だけど。言葉も通じない場所から、小さな女の子がけっして多くないお子使いをはたいた1票も入っていた。このことは、なんだかわからないけど、胸に刺さった。