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ポテンシャル抜群のJKT48三期生四天王と、前田敦子を彷彿とさせるできない子をセンターに置くという実験

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写真:ギンガムチェック握手会ミニライブ時の三期生5人
上左からアンデラ、シスカ 下左からミシェル、ミレン、エレイン

一期生と二期生の加入時にくらべ、三期生はとてもレベルが高い

ギンガムチェック握手会の前後二週間ジャカルタに滞在し、JKT48の三期生を初めて生で見てきた。白組、紅組のパジャマドライブ公演とギンガムチェック握手会でのミニコンサートに加え、何人かは握手もしてきた。

公演に関して、複数の古参ヲタの感想を聞いたところ「一期生と二期生の最初の頃にくらべ、三期生はとてもレベルが高い」と口をそろえる。ぼくも同感だ。


一期生が公演を始めた頃は、AKB48やアイドルなんてものは知らずにJKT48に入っているため、テイストやニュアンスをつかむこともできていなかったし時期。専用劇場もなく、練習や公演を行う場所も転々としており、公演を行うということ自体に苦労していた。

それでも一期生は芸能活動経験者が多く、基礎的な能力は低くないため、専用劇場ができる頃には文句なしのクオリティに仕上げていた。

二期生に関して、先輩というお手本があったとはいえ、素人ばかりの集団だった。そこからの進歩とチームK3昇格という物語は魅力的であったが、加入当初のレベルは高いものとはいえなかった。

それらに比べると、三期生が加入した2014年は、CDがすでに8枚リリースされた状態で、JKT48の知名度はすでに高いという状況。人の目に触れる機会も多く、成長のスピードも早い。象徴的な出来事として、三期生は加入からまもなく、有名音楽番組で「言い訳メイビー」を初披露している。JKT48の中では初出で、三期生の専用曲のような扱いになっている。二期生がJKT48の中でチーム専用の曲を与えられたのは加入から半年以上経ってからだったのに対し、非常に早いと言える。

また、芸能活動のステップとして加入したのではなく、JKT48に入ることが目標というメンバーも多い状況で、「アイドルとは何か」ということを理解しているため、ファンへの対応に積極的なメンバーが多い。公演のパフォーマンス、ファンサービスなど全体的に見ても、一期生や二期生の加入時よりも総じてレベルが高いと言える。

白組と紅組の比較

紅組のほうが落ち着いていて、パフォーマンスが安定している。振り忘れのミスも少なく、ポジション移動でぶつかったりするアクシデントも特に発生しない。

白組は、パフォーマンスに関して、紅組には劣っており、安定しない。しかし10代ならではの勢いや純真さ(悪く言えばこどもっぽさ)があり、彼女らがはしゃいでいるのを見ているのも楽しい。特にパジャマドライブというセットリストは、そういったこどもっぽさが映えるもの。「最初はだめだったけど、上手くなっていくのが見てて面白い」というファンも多く、このセットリストのみを見た上でどちらかのチームを選ぶとすれば、白組に軍配が上がるといえる。

存在感のあるメンバー

それぞれのチームで存在感を感じた、または声援の大きかったメンバー。
紅組 エレイン、ミレン、ティア、グラシア、サニ

白組 アンデラ、シスカ、ミシェル、ニナ、チカ

ギンガムチェック握手会ミニライブで、言い訳メイビー選抜を見たうえて、全体で見た時に、アンデラ、エレイン、シスカ、ミシェルの存在感は圧倒的。またこの四人は握手会の列の長さも群を抜いている。にもかかわらずその中でミレンがセンターというのは非常に面白い。

かわいさ、スタイルの良さを兼ね備えた上に釣り師であるアンデラ。
K3のユッピを彷彿とさせるロリ可愛さと、芯の強さを同居させるエレイン。
まだまだ実力不足ではあるが、顔立ちが整っており、華があるミシェル。
Jのナビラに似ているという引きと、圧倒的な歌唱力や、パフォーマンス時のすばらしい表情を見せるシスカ。

ぼくは、自分で見た感想と周りのヲタ友達の反応から、この四人を四天王と呼んでも差し支えないと考えている。そしてこの四人に比べると、ミレンのパフォーマンスは一段劣ると言わざるをえない。

できない子をセンターに置くというJKT48史上初の実験

AKB48の卒業生であり、絶対的センターだった前田敦子も、かつては何にもできないのになぜかセンター置かれていたという話がある。もしくは何もできないのに独特の存在感があるから、なのかもしれない。

白組、紅組公演と言い訳メイビー選抜を見て、思い浮かんだのはこの前田敦子の話だった。アンデラ、エレイン、ミシェル、シスカの四人に比べると、ミレンはどのポイントでも優っているとはいえないのだけれど、言い訳メイビーでセンターになったことについて、なんとも言えない納得感すら感じさせる独特の存在感を持っていることは確か。

今までのJKT48はセンター人事において、極めて順当な選出を行ってきた。一期生のセンターはグループの顔でもある絶対的エースメロディ。二期生のセンターはその時々で変わり、パフォーマンス力のロナとロリ可愛さで絶対的人気を誇るユッピが経験している。

その意味では、初めてパフォーマンスやファンサービス、人気などではなく、何らかの意図を持ってセンターを選んだことになる。存在感のあるメンバーが脇を支えるからできることでもあるため、今まではできなかったのだろう。

この実験がどのような結果をもたらすのか、非常に楽しみである。いずれにせよ、覚醒前のミレンや成長過程の白組を見ておくと、今後より一層楽しめるはず。三期生のパジャマドライブ、終わる前に是非見ていただきたい。