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JKT48がカカオトークのCM出演決定!- インドネシア現地で真のブレイクの兆し

CM出演決定

昨日夕方5時頃、JKT48ハルカの以下のツイートで、新しくカカオトークのCM出演決定が発表された。
カカオトークとは、韓国企業カカオ社が運営するスマートフォン用の無料通話・メッセンジャーアプリケーションである。

二ヶ月ほど前に、JKTメンバーがモールでCDの販売か何かやってたときに、ラインのマスコットキャラがうつりこんでた事があった。このことからラインのCMが今後決まるんじゃないかと考えていたのだが、まさかのカカオトークだった。

カカオトークインドネシアのツイッターアカウントをさかのぼってみると、昨年の10月に開催された「Hai Day」という音楽フェスでカカオトークの宣伝をしている。このへんから徐々に契約に近づいていたのだろうか。

さて、JKT48が様々な企業のCMに出演しているのは、このブログを読んでいる方はとっくにご存知のはず。しかしこのカカオトークのCM出演と、2月に決まった漢方薬トラックアンギンのCM出演は、今までのものとは全く違う意味を持っている。

真のブレイク

いままで「JKT48はインドネシアで人気があるのか」と聞かれた場合、人気はあるけどブレイクはしてないと言い続けてきた。その理由として、一般層への認知度の低さがある。例えば、ちょうど一年ほど前、1stシングルが発売された頃の話だが、ジャカルタポストという英字新聞の写真部部長はJKT48の存在そのものも知らなかった。感度の高いマスコミですらそんな状況だったので、一般層は推して知るべしだ。

CMにたくさん出ているのだから、既に認知は高いのではないかという考え方もある。しかし、これまでJKT48が起用されてきたクライアントは
、運営会社である電通のネットワークの及ぶ範囲だった。最終オーディションの2週間後に大塚製薬、三ヶ月以内に花王やヤマハなどのCMに起用されている(もちろん他にもたくさんあるけど、きりがないので)。結成当初は知名度があるわけではない。それでもこれだけの仕事が舞い込むのは電通のネットワークがあってこそだ。CM出演が多いからと言って、知名度が高い証明には直接結びつかなかった。

ところが、カカオトークとトラックアンギンは日系企業ではない。これは非常に大きな意味を持っている。カカオトークは韓国企業であるが、
インドネシアでのCMではK-popスターだけでなく、インドネシアの芸能人を起用している。NOAHという超有名バンドなどがその一例だ。話題性込みだとしても、超有名タレントらと同等の引きを持つに至ったと言う訳である。

そしてトラックアンギンはインドネシア現地で抜群の知名度を誇る漢方薬。病院行くほどじゃないけど、ちょっと具合悪いときに飲むような感じ。日本的感覚で言うとパブロン的なものだろうか。過去にCMに起用されたタレントもアグネス・モニカなどのビッグネームである。

つまり、カカオトークとトラックアンギンのCM出演は、日本好きクラスタだけでなく、現地一般層での知名度も認められた証といってもいい。
そしてこれらの大企業は出稿量も多いので、認知度が加速度的に高まるだろう。

JKT48の専用劇場ができた当初、日本のワイドショーで「劇場が満員!インドネシアで大人気!」という報道が多数見られた。海外で日本的文化が受け入れられていることが嬉しいのは分かるが、300人のハコを満員にしただけで海外で大人気と言うのは筋が悪かった。

そこから徐々に劇場公演やコンサートの動員が増えていき、CDが1タイトルで数万枚売れると言う、海賊版がはびこるインドネシアでは快挙と言える数字をたたき出すようになった。それでもファンがたくさん買っている構図。熱狂的なファンはかなり増えたけど、一般層への認知は低い状況だった。これが、ぼくが「ブレイクはしてない」と言い続けてきた理由だった。

以前JKT48ってインドネシアでブレイクしてるの? 日本からは見えない本当の人気 その①イベント動員編 でも書いたように、今のJKTの状況は、AKBの歴史で言うと「大声ダイヤモンド以上River未満」だと思う。

その状況が今変わろうとしている。今年一年でどこまで化けるか、楽しみだ。「JKT48ってインドネシアでブレイクしてるの?」と聞かれたときに、YESと応えられるようになるのも遠くないかもしれない。